砕けた光の瞬きに溶けて 滲んだ染模様に 願いを込める様に 焦がれた景色の水彩に満ちた 自由な夢の様に 星に渡れる様に 零れ落ちた夜の中で 浮かべた理想を救い出して 繋いだ糸の先に見つけたい君の歌 揺れた月鏡を掬んだ手を 抱き締めて眠るの 君の知らない今日に未来が届く様に 帯びて桃花染色 言の葉を乗せて空に舞う 花の道と迷い子がまた 出会う様に標残しながら 溶ける光重なって斑 遠い満ち欠けの海集めて進め どこまででも辿り着けるさ 星が廻る前に 迎えに来て虹の奥へ 掴んだ色を離さないで 散りばめて照らされて 煌めいた君の歌 触れた月明かりを包んだ手を温めて 眠るの 君の知らない今日に祈りが届く様に 添えて空五倍子色 影を見送ってすれ違う 壊れかけた時計が刻む秒針を 最後まで見届けて 越えて群青色 見上げた空まだ遠くても 自由な夢の様に 光に溶ける様に 君と夢見た日が あの景色が叶うまで歌うの 誰も知らない未来に現在が追い付く 前に 尽きた砂時計もいつか 始まりに還るなら 一人きりの 夜更けもいつまでもずっと 願い続けられるの