改札の向こうで手を振るあなたを見つめて 小さく「またね」と呟く さっきまで一緒だった電車に1人揺られ 同じ景色をただずっと眺めてる 今日もいつもの駅であなたの好きなあの花が 風に吹かれて踊っているんだ 嬉しそうに指差して僕の肩を叩いた 無邪気な笑顔をまだ覚えている 今も… さようなら 後ろ姿を 見送ることしか出来ない僕は弱虫で いつの日か また何処かで逢えますように 例えそれがどんなに 叶わぬ恋でも… 閉まりかけた扉を慌てて抑えて あの駅で電車を ふと降りてみる 今までは遠くから見てた いつもの花は あなたがお気に入りのワンピースと同じ色 あなたは知ってますか? あの花の花言葉を きっとこうなることは決まっていたんだ 「必ず月に一度は連絡するからね」って 本当に欲しいものは手紙なんかじゃないのに… 夕焼けが 影を伸ばして にじんだ涙を包む様に そっと光らせた 出来るなら あなたの手を強く握って 言いたかった ずっと僕のそばにいて… さようなら 愛なんてものは 目には見えないもの でも確かにここにある あなたには 言えなかったけど 黄色い花に 最後の想いを伝える あなたが好きです