まるで偶然にきみに会いたい 鳥の羽根のついた帽子かぶって 雨の夜に 晴れた夜に すり切れたジーンズ履いて 知らない国できみと会いたい 馬鹿になって愛し合いたい 誰もいない静かな カフェでふたりずっと座っていたい 世界の秘密を全て集めて 火をつけ海をあかるく照らす まるで偶然にきみと会いたい 言葉のない微笑みの中で 知らないふりしてきみと会いたい からっぽの心ポケットに突っ込んで さみしい気分で 浮かれた気分で 歌のような曖昧な気分で 甘い珈琲をきみと飲みたい 眠れなくなって踊っていたい 誰もいない静かな夜の月を 盗んできみにあげたい 夢の中の光を集めて 船を作って空へ漕ぎだす とても偶然にきみに会いたい 燃え盛る炎の中で