上りきればそこに何があるか 知らないから楽しいのか 一段一段を踏み込むだび 今が蹴り落とされていく 懐かしい景色が積もる 空の青さにひるまない瞳と 風にもしなる柔らかな心で ひとつふたつみっつ これから覚えていくこと 足下ばかりを見てると迷うよ この指を握る力だけを信じて 我慢や後悔は知らなくていい 降りる心配もいらない 振り返る時なら必ずくるよ そこに私を見つけたら 黙って飛び込んでおいで 自分が何か確かめるように 踏み外すのも恐れたりせずに ひとつふたつみっつ これから見つけていくこと そのたびにきっとなくすものもある 涙ならこの手で受け止めてあげよう 終わりのこない階段の途中 仰げばいつもそこに見えるのに 空に浮かぶ月を 取れないとわかっていても 小さな手をひいて一緒に上ってく 君といる時の全て胸に刻んで 君の全て胸に刻んで