夕陽にぬれた子供たちを 乾かして箱にしまえば 月も星もない まっ暗な夜だよ 昆虫針でふたに穴をあけて でたらめな星座 教えてあげる デタラメな夜を プレゼントしてあげる リュックサックの中身は お茶わんとおはしひと組 これさえあれば食べていけるんだ 空に昇ってく子供たちの あの土踏まずのへっこみ具合 ぼくの好きなものは きみの嫌いなもの ねえ誰かぼくの嘘を まじめにきいてくれないか ぼくのおしごとは いなくていいひと ねえ誰でもいいからぼくの嘘を まじめに聞いてくれないか ぼくのおしごとは いなくていいひと ぼくのおしごとは いなくていいひと