手のひらの熱が さらわれぬように 重なった影が 隠してた恋心 夏 暮れてゆく uh 愛らしく灯る花 消えないように 頼りなく身を寄せた 「このまま」 震える手の先に小さな光 静かに燃える 胸の奥で 散ってゆく花びらは 影にのまれて 目に染みる残り香は あの頃のまま 藍染の町に灯る月 頬を流る 星に願った未来 目蓋の裏の光 消えないようにその手 離さないで 季節が変わっていく そんな気がする そんな風が吹く 夏はいつも同じだ 夏が澄んでいく 静かに 胸を焦がした 「ねぇ来年も こうして」 何気なく君が言う 重なる影二人 灯る花火 嗚呼 暮れてゆく日々 いつまでもかわらない 嗚呼 その光 わすれないで