リビングのソファはほつれた 幸せの形 いつもの朝がやってきて戯れた猫が 鳴く 昨日の憂鬱もそのままやかんに 火をかけて 何度も温め直すよ焦げた夢の底 インディゴブルーを 溶かして浮かべた真っ白な地図を 広げたら 揺れる揺れるカーテンの 日向で影が笑ってる ハッとして息をする どうしたのって声がする リビングのテレビは静かに無機質な 音を いつもの夜に飛び込んで 肌をぶつけ合う 黒紅色を溶かして浮かべた 涙の海を泳いだら 回る回る日々の柄 不機嫌な愛に溺れよう 燦々と朽ち果てて どうしようって笑えるそれが 嬉しくて 揺れる揺れるカーテンの 日向で影が歌ってる そんな今日を生きている どうしたのって聞かれても きっと分からないって言うでしょ だからこのままずっと流れ続ける 二人 リビングのソファはほつれた 幸せの形 いつもの朝がやってきて戯れた猫が 鳴く