海を眺め走った 波に流れるように全速力で 忘れたかった僕は あの日と今までの想いを全部 静かに消えていった あの陽は何も言わずに僕らを置いて まだ知らなかった これは始まりを告げる音楽なんだ 僕は子供だった 派手な服を着てた少年時代 空白が嫌いだった むかし書いてたあの曲みたい 元気でいますか? あなたももう大人になったかな? たまにでいいから また見たいなあ。君の笑顔を 秒速5センチメートル散っていく 桜みたいに 君が散っていくのが ゆっくりになればいいのにな 大人になりきれていない未だ 子供の僕だから きっとゆっくり散っていく君に 大きな手を伸ばすんだろう 海を眺め走った 波に流れるように全速力で 忘れたかった僕は あの日と今までの想いを全部 静かに消えていった あの陽は何も言わずに僕らを置いて まだ知らなかった これは始まりを告げる音楽なんだ 繰り返されない日々と 繰り返される記憶と 繰り返す波を寄せて 記憶だけは引かずに やがて動かない足と 待ってはくれない明日を 海に向かって歌った どうか沈まないように 沈む夕陽も明ければ登り始める わかってるよ だから歌うんだろ 積み重ね生きる僕らの日々のかけら 忘れんなよ 忘れちゃだめな日を 海を眺め走った 波に流れるように全速力で 忘れたかった僕は あの日と今までの想いを全部 静かに消えていった あの陽は何も言わずに僕らを置いて まだ知らなかった これは始まりを告げる音楽なんだ お前にもあるだろ? 忘れちゃダメな人