闇を彷徨う愛の旋律 冷たい夜風の晩秋を 二人はベンチに寄り添った 会話もしないで消えて行く 時間の流れも気にせずに あなたを今でも愛してる 俯き加減で女は言った 悲しみで閉じた心から 詰まった言葉を押し出す様に 枯葉に包まれて二人は 冷たい手と手を重ね合い 額をすり寄せて溢れる 互いの涙を拭きあった 闇を彷徨う愛のメロディー サヨナラだけは云わないで 言葉であなたが消えそうで 何も言わずに手を振って 二人のシナリオ終わりにしましょう 季節が変えて行く彼等の 心の居場所の陽が消える 想い出は透明な記憶に 哀しい涙を滲ませて 闇を彷徨う愛のメロディー