堤防に座って海を眺めてた 鼓膜撫でる さざ波の音 空を見上げると茜く染まりだして 僕はそれを美しいと思う 多感だった頃と照らし合わせて 全てが凪いでるのを 些細な風もないこと 隠してた 分かってた この情動は模倣 夕焼けに染まった頬を眺めてた 鼓膜撫でる ヨナ抜きの歌 砂浜を歩くと二人の夕影 どこまでも続いていた 全てが凪いでるのを 些細な風もないこと 隠してた 分かってた この情動は模倣 全てが凪いでるのを 些細な風もないこと 隠してた 分かってた 全てを無くしても この手は届かないだろう 沈黙の中で今 見失った春を模倣する