check check1.2 隣の部屋では 年端もいかない少年少女が 何やら卑猥な事を しようとしている check check3.4 常識と道徳を 常日頃から重んじてる俺は テレビのボリュームを 最低限まで下げる check check5.6 壁越しに伝わる 気遣い、体温、純粋を 疑う事なく信じる彼等を 俺は信じる check check7.8 彼女のか細い喘ぎ声の中に 全てが詰まっている事を 彼は理解している check check9.10 やがて彼等は とても静かな寝息を立て始め 第三者の入り込む余地のない 濃密な夜は過ぎる 愛しか要らない 愛しか見えない 滅相な言葉を吐き出して 満更な様子で受け入れる 愛、愛、愛