「忘れないから」 「忘れないでね」 扉の向こうに手を振った 遠い昔話 「全部このままさ」 「なにも変わらない」 振り返るけど 僕らはもう 他の誰かだった 若葉が光受けるような 淀みない心で触れ合った 浮かんでくるのは 眩しすぎる日々 グリーングリーン 丘の上寝そべって見てた空 夏の匂いがすぐそこまで 憧れも不安も ぼんやりと過ぎてった どうにかなるさと笑いながら 君とだったら無敵と思っていた 叶わぬ願いはないと信じた 風の中で揺れている グリーングリーン <♪> 「似たもの同士」 「分かり合えるんだ」 言葉なんて必要ないさ そんなおとぎ話 「元気でいてね」 「きっとまた会えるよ」 サヨナラは間違いじゃなかった そう言ってくれないか グリーングリーン 帰り道待ち合わせの時刻 呼びかけたら振り向いた君 少し大人ぶって でもカッコつかなくて 吹き出したいつもの あどけない笑顔 特別予定なんかなくても 一緒にいれれば それでよかった 続いていく毎日を疑いもせず <♪> 若さゆえに傷ついて 街の雑踏に飛び出した 世界が嘘だらけでも 君だけ ほんとだった 見渡す景色 今もどこかで どんな風に暮らしているかな 時々悩んだって 幸せに包まれ 変わらない君がいるだろう グリーングリーン 丘の上寝そべって見てる空 夏の匂いがすぐそこまで 教えてくれたんだ 道に迷うときは ここから また 始めればいいんだ ずっと言えずにいた 「ありがとう」 小さく呟いて歩き出す 風の向こうに手を振る グリーングリーン グリーングリーン