今日は強めの重力で 電波はどこにも届かない うすく光った暗号にかじりついて イライラしてる 真っ白に塗った言い訳は もう剥がれ落ちて使えない 埃も空気もないし 誰もいなくなった 傷つかないように 心を閉じ込めて また泣きたくなる たとえば 長い夜を抜け出して (君に触れたら) 世界は わたしだけ 見過ごせはしないだろう その単純で明快なルールに 心つねられて また 一人で立ちすくんでる わからない やけに酸素が薄くって 存在感も透明です 自意識がずっとうるさいな SOSが今日も聞こえない 嘘を嘘だと見抜く 不都合な君が狼だ 誰も彼も追い出した こんな惑星で にじむグラデーション 境界線ひくのは いつだってわたしだ 本当の願いを叶えるだけの (答えがあれば) 何かが足りないから またも夜にまぎれて 孤独なこの惑星(ほし)を支配したいわたしは まるで絵空のお姫様だと 気づかせないで 誰もがみな 交われない 億千万の衛星みたい 寂しさ 悲しみが ぐるぐる回って それでも なぜか愛しくなる 最後の一人になって 語る言葉ひとつ ここにはもうないけど 何も持たないこの手も 君に届くのかなんて ながいながい夢に火をつけた (深い 未来 どれくらい 暗い 世界 わからない) (いない いない わたし以外) もうさよならするよ 連れて行って欲しい