マイクロチップを身体に埋め 込むだとか キャッシュレスの時代が来るだとか 夏の時間が短くなるだとか 東京の空には、もう星がないだとか 僕は探している 最果てに、未来があることを 奇跡が起こることを もう、すくえないよ もう、解けてしまうよ 世界が一度、 僕のことを見放したこととか 綺麗なものにだけ、目を向けていた きみは探している “幸せ”が溢れる世界を そんな都合の良い 世界はきっと枯れた花を 見捨てるだろうね もう、すくえないよ もう、解けてしまうよ もう、救えないの きみのこと 音は揺れ、駆け巡る、体内を 「もう、聴こえないの 外の音」