空へと舞い上がる 紙吹雪とテープ 秋のリーグは 終わりを告げた 陽に灼(や)けた手足が 閃(ひら)めく風になる 彼の呼び名は コートの稲妻 最後の シュート届かずに はじめて負けた背番号 スローにうつむいた ゴールめざす その目が好きだけど 私の胸 ただ かすめてゆくの 席を 立たず いつまでも 見つめてた 光を散りばめて 赤く燃えるボディ 春の並木を すりぬけ走る 磨かれたマシンが 今では彼のスパイクシューズ 彼はロードの 赤い稲妻 あの時 のぞかせた涙 こころのエナジーに変えて 誰にも気付かれず 次の夢を 必ず探すのね チャレンジャーの あなたは素敵だわ でもね ジェラシー 感じてる 少しだけ 明日(あす)に賭ける あなたを見守るわ 澄んだ笑顔 私の夢になる いつも そばに いることを 憶えてて