急に私の心に 穴がぽっかりあいたわ 彼は私の何なの 愛を感じたこともなかった それじゃここらであばよといおうか 一度ぐらいはキスでもしようか 冗談さ べそをかくな そんなことはしないさ 手を出せよ 握手ぐらい いいじゃないか ほら よこせよ はにかみながら そういった 白い歯並みがこぼれる 黒い瞳がほほえむ 男くささをのこして 彼は遠くへ行ってしまった 俺はお前を愛していたけど 脈は少しはあったのだろうか 笑うなよ 本気だぜ ずっと惚れていたのさ きらいなら いってくれ 遠慮なんかいらないから 真面目な顔でそういった 春の日ざしがあふれる 強い風が流れてる 私ぼんやりたたずみ 彼の姿をじっと見送る 好きよ あなた 好きよ あなた