湖に映る 輪郭揺れては消える 遠吠えは深く 夜にすっと馴染んでいく 暖炉の火が昇っていく 名前も知らない貴方についていく 長い夜を越えて 歩けど世界は白いままで うちに帰ろうか 貴方の声が遠くなってく アトリエに眠る 輪郭ぼやけて消える 透明は深く 誰かもまだ思い出せない そこにいるのは狼と少年 言葉を知らない裸足のままでも 貴方を暖めて それでも世界は冷たいまま 僕ら帰れない だれかの声が聞こえてる 心を知らない貴方は 疲れて、横たわるだけで それでも世界は回るのだろう 名前も知らない貴方は いつかの弱い僕なのか それでも世界は美しいから うちに帰ろうか 貴方のいるあの部屋で 忘れないで、僕のことを