「月がきれいだな」 なんていいながら 見上げた空は確かに 綺麗だった 赤と黒が揺れる それを眺めていた この街の喧騒も 今は忘れられた ああこんな日がずっと つづく気がしていた 明けない夜は来ないよと 君は大地を蹴ってみる 明日には隣の窓の 怒鳴り声も聞こえなくなっている 灯りがまたひとつ ひとつ灯ってる 夜がふけてくる 夜がふけてくる 「月がきれいだな」 なんていいながら 見上げてた頃あの日に もう戻れないか 明けない夜は来ないよと 君は大地を蹴ってみる 明日には隣の窓の 怒鳴り声も聞こえなくなっている 月が綺麗だ