幸せを淹れたみたいな画面をずっと 見つめてる 何者かになりたくて 何者にもなれない さりげない幸せ感じて 生ききたいだけだったのに 生きる意味を求めてる そんなことより 海をただ眺めるとき 好きなコーヒーの香り こたつで食べるアイス 夜の雨の匂い 騒がしい公園とか 静かな夜の街 映画の後の高鳴り 道の真ん中歩くとき 死にたいと叫ぶ人の 靄がかった日常 少しだけ顔上げてみてよ ありふれた幸せ気づくの それだけで生きる意味になると 思うの 吐いた息が白くて 寒さが肌に刺さる 手料理が美味しくて 心にしみる時と 沈む陽を眺めては 明日を願う時も 隣を歩く君の ふと感じてるその匂い