暗がりの中、毛布にくるまっていた 時計の針が遅く感じるほど、 脳が疾走する 不安で息が吸えず溺れてしまいそう このまま 落ちていきたくない負けたくない 「君ならできる」とか 「そんなことで」とか 重くて軽い言葉が身体をすり 抜けていく 全ては私が決めたいの 消えそうなあなたに手を差し 伸べたい 手を取り合って走り出そうよ 終わらないと思う絶望の中でも 絶対にゴールは見えるから 喧騒の中、時計に支配される日々 心はここにないはずなのに、 身体は動く こんなことで心と 身体の繋がりに気づく でも、 身体は 遥かに強いみたい限界はまだだ 「なんでも頼って」とか 「がんばりすぎ」とか 暖かく優しさをまとった声でみんな 言う。 大丈夫。もう今は聴こえる 全力なあなたに手を差し伸べたい 手を繋いで、たまには休もうよ 景色を見ながら歩いていっても きっとゴールは逃げないから 逃げたっていいよ 立ち向かわないといけないなんて 決まってないし もう無理だって言っていいよ あなただけにしかできないことなん てないから 消えそうなあなたに手を差し 伸べたい 抱きしめ合って前に進もうよ 終わらないと思う絶望の中でも 絶対にこの手は離さないから 差し伸べた手を掴んでくれたあなた いや、掴まれたのは私の方だった 救うことで私は存在できてた やっと息が吸える 生きたいと思える