泣き出した空の下 濡れるけど走ればいいや 陰りそうな気持ち 殺してむりやり笑った 君がいた夏の終わり うだるような暑ささえも 恋しくてただ 遠くなる記憶のなかで 誰もが誰かのすがたを思い出してる さよならは言わないままで 晴れた 顔の僕のままでいれたらいいな 傘のない帰り道 いつもより長い夜 忘れたものだらけ どうして覚えてんだろ 君がいた寒い街も この息が白く染まる季節も ずっと 遠くなる記憶のなかで 誰もが誰かのすがたを思い出してる 君もまだ止まったままの 僕のことを覚えてたりするかな? 今も 溶け出した思い出は 時間をかけて わずかに かすかに強くしてくれる ねえ またいつか出逢えるのなら 僕らここで待ち合わせをしようよ だから さよならは言わないままで 晴れた顔の僕のままで言えるよ 「またね」