眠れぬ夜を過ごす度に 心に響いた雨音 濡れた瞳を閉じるだけで あの日の想いが甦るの 優しいひとよ あなたは何故 残酷な愛を選んだ 胸の記憶を手繰り寄せて あの温もりに抱かれたい 水面に映った悲しみの色は やがて色褪せてしまうけど でも あなたの声が聞こえるこの場所で 私達今もこうして生きている すべてを許せることさえ出来るなら こんなにも胸が痛むことはないのでしょう 失うことを恐れるから 幾つもの嘘を重ねた 深く沈めた暗い過去に なんだか上手く笑えない 黄昏に染まるあの雲のように 人は移ろいでしまうもの だから優しい声を聞かせて今すぐに 私達いつもあなたのそばにいる あなたの声が聞こえるこの場所で これからもずっとこうして生きてゆく すべてを流せることさえ出来るように こんなにも雨は心に降り続くのでしょう