駅前バスロータリー 人混みの行方に 興味を引かれながら 晩ごはん時の懐かしい匂いに 心恋しくなる 憧れの下町 東京は意外に 空が綺麗なんだな 夕暮れの風がなんか寂しくて 今日は早く帰ろう 千歳通りの桜並木が ふたり出会った頃を思い出す 涙があのオレンジに染まってく 気づけば長くなった飛行機雲 君は今この空を見上げてる? …なんて ひとりぼっち 馬鹿みたいだな 雨の中はしゃいだり 君の靴を履いたり 思いつく全てを 君がくれたから ふと思い出して たまに嬉しくなる いきつけだってできたからさ 僕は元気でいるよ 大丈夫 冷たいアスファルト 水溜り 足踏み ついてない赤信号 時々 この街は忙しすぎて 僕だけ置いていかれそうだよ 涙があのオレンジに染まってく 気づけば長くなった飛行機雲 君は今この空を見上げてる? …なんて ひとりぼっち 馬鹿みたいだな まぶたが君を映してる間に 僕らを染めてった オレンジ色 どんなに傷ついて 負けちゃいそうでも 僕はここで歩いていくから 晩ごはん なに食べようかな