滔々と血を流し込む日々 創作のインクは作者の命だって 創造の真似を踊っている 其れが偽物だなんて知らぬ儘 愛哀eye "ソレ" は何時も心から此方を覗き 込んでいる Lie頼蕾 誰も気付かぬうちに既知の影を 追ってしまうんだ 打鍵の先の理想像に何を新規性と 言い張るか またドロドロになった指先で 清潔ぶった符を重ねている 浸透圧が空の脳を刺す 「アレもお前の モノにしちゃえばいい」 ただ創作に手を伸ばしたのに 他人の轍の中溺れている 剥ぎ取った輝きが地に堕ちる 僕は何に縋っていたんだっけ ってもうさ、 嗚呼レプリカばっか集まる街 其れを集めてさ、創造とさ、 しても贋造で終わりかけた インクの対価は其処に無いな 今気付いたのさ 今更だけどさ この返り血塗れの指先で 只暗闇の中の眼差しで この返り血塗れのガラクタは 僕の求めた光なんかじゃない 救済は自分の色の中 早く僕を救ってくれ いつか誰でもない僕の歌が この世界を形造るように 貴方の暗闇も透化して 永遠の命を授かり届くように 僕は光を探す