暗闇でひとり ひとりぼっちで歩いていた からっぽの町 からっぽの夜 見上げると月が 大きな顔で笑っていた あんまり大きいので 手が届きそうで あ、届いた 僕は大きな月をポケットに入れて 展望台のほうへ歩き出した 展望台へ向かう坂道に スローモーションで風が吹く ポケットにひかりを詰め込んで さぁ、何をしよう 360度指先確認 まったくもって異常なし 子猫のように展望台へ到着 ポケットからあふれ出るひかり そしてこれは これは夜の散歩 あぁ、この夜はなんて明るいんだ 月のひかりは町中をてらし そして、僕の散歩は終わりをつげる 朝がきてもしも君にあえたなら ポケットの中身を そっと見せてあげたいんだが