あの娘は 僕を困らせるために 僕が嫌いな歌を歌うのさ 旅先からでも 電話の向こうで 僕が嫌いな歌ばかり歌う やがてくる災いに おびえるたびに 夜空にまみれて 風を登り 星になって 町中の幸せ 数えていたね いつも そばにいるよ 君の歌はまるで 悪魔の叫び 毎日こまくが ひきさかれそう 僕が病いに うちひしがれてても 枕元で呪文のように歌う にぎやかなとなり町を キラキラした目で のぞいていたね 風を登り 星になって 町中の幸せ 数えていたね 今日も そばにいるよ やがてくる災いに おびえるたびに 夜空にまみれて 風を登り 星になって 町中の幸せ 数えていたね いつも そばにいるよ 君が将来に絶望しても 僕は何も してあげられないから 僕のおでこに あぐらをかいて 僕がきらいな 歌でも歌でも歌でも 歌いなよ