花が寝る夜 波に映った星 うねる月が 足をくすぐる 流れる光に 沿って行ってみたら 耳に囁いた 君に届くかな 今手をつないでも 精一杯抱きしめてみても 空は秋に満ちるんだ 指先でゆらゆらと その動きが 止まった時計の針に 踏み込んだ 固まった願いさえ 離れた今は その笑顔を 知ってるよ (fecel, lemienne, phei, seire, lilutia, ei finceq) 光歌う夜 目に映った空 さわやかな香りがくすぐる 足跡を合わせて 歩いてみたら 私を見ていた 君に届くかな ずっと手をつないでも 君について行ってみても 空は雨に染まるんだ 君を呼び出した 聲の形が 乾いた色を 濡らして 強く叫んだ声が 散らばった今は その言葉を 知ってるよ 君はわかってるかな 教えてくれた 戻らないその幸せは… 花が寝る夜 波に映った星 光った月が 消えてゆく 指先でゆらゆらと その動きが 止まった時計の針に 踏み込んだ 雲が描いた列車 そよぐ髪 その笑顔を 知ってるよ