赤いライトが映す心と 手を離して振り向く君と 甘いライトが揺らす心と 「手を離して」振り向く君と あどけない口調に 惑わされる夢を見る度 味気ない感傷に 乱れる僕だ 曖昧な指先届かないままに 愛を知る夜の街 口先ばかりのふたり 痛みが喉を過ぎる 浅葱の帳の向こうの 光はすでに消えて 遠くに君の声,吐息が響く あどけない口調に 惑わされる夢にうなされ 味気ない感傷に 委ねる僕だ 曖昧な指からこぼれ落ちていく 秋を知る夜もすがら 抜け殻のようなふたり 期待が宙を舞えば 浅葱の帳の向こうの 闇に包まれるまで 遠くに君の声と涙が散る