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ひとひらの 花はひとりで 光あび 影をまとい 黄なる蕊 胸に灯して 静けさの 風に揺れおり 誰に見られず 咲くさだめ 小さな命を 抱きしめながら ああ 孤独の花よ 強さとは何ぞやと 問いかけては また耐えて 道のほとりで 夢を見る 雨しずく 涙に似たり 雲の切れ 空を仰ぎ 散り急ぐ 時を恐れず 運命を ただ受け入れて 誰の心に 残らずとも 黄色の光は 確かに燃える ああ 孤独の花よ 弱さこそ力なり 誰にも言えぬ 想い抱き 風に身をゆだね 生きている