線路沿いの道を歩いてく 力の入らない指先でフェンスをなぞ って イヤホンから流れる音楽が変わって も 何も気付かなかった 見返りなんて求めるのは 苦しいだけだと 分かっていながら 胸が痛いこんな夜には どこに誰に何を叫べばいい 思い当たらない「誰か」を呼んだら 目の前が涙で滲んだ 自分が居る様で居なくて 笑ってやり過ごす毎日もバカバカし くって 涙も感情の出し方でさえも もう 分からなかった 明日なんて来なくていいと 背中を丸めて また1人になって 胸が痛いこんな夜には どこに誰に何を叫べばいい 強くなった訳じゃないってこと 知りたくもなかったのに 1人でも生きられるって思ってたの は間違いで 1人じゃないと生きられないだけだ った 期待外れと言われたって自分を認め ていたいのに あふれてばかりの感情がうるさい 胸が痛いこんな夜には どこに誰に何を叫べばいい 思い当たらない「誰か」を呼んだら 胸が痛いこんな夜には 胸が痛いこんな夜には