夜の風は酷く冷たい 向かう先なんてないんだ 空は真っ黒に覆われている 僕は1人俯いたまま 目に入る街の明かりを 焼きついた今日が邪魔する 昨日までのように夢を 泳いでいたかったよ 何もなかった僕が 何か探してた僕が 何を迷うことがあるのだろう そうだ 足掻くしかないから 抗うしかないから 他の誰でもない進むのは僕だから もしも また躓いたなら 転んでしまったなら 思い出そう星も月もないこの夜を 覚悟を持たない雑音が 頭の中でこだまする このまま眠ってしまった方が いさぎがいいのかな 朧げなままでも 今すぐに消えそうでも あの日空に光を浮かべたんだろう そうだ 願うしかないから 信じるしかないから 他の誰でもない進むのは僕だから いつか 想いが届いたら 心が晴れたなら 思い出そう星も月もないこの夜を 今は 何も見えないけど 掴めそうにないけど きっと 目指すとはこういうことなんだろう もしも 顔を上げられたら 前を向けたのなら さぁ夜明けはもうすぐそこに そうだ 足掻くしかないから 抗うしかないから 他の誰でもない進むのは僕だから もしも また躓いたなら 転んでしまったなら 思い出そう星も月もないこの夜を