いつも誰かの温もりを求めて 寂しさを打ち消していた うるさい人も 稽古ばかりの毎日も いつの間にかかけがえのない 大切な場所になってた 虚しく響く「ただいま」の声 忘れていた一人ぼっちの夜 あのうるささに 支えられてた 暗い部屋に浮かぶ笑い声 「お疲れ様です。 あれ? 雪白さんは?」 「さっき部屋に戻ったはずだが…… いなかったのか?」 「はい。……あれ? じゃあ出かけたんですかね?」 「何かあったんですか?」 「瑠璃川くんが玲央の髪型を 相談したいって 言ってるんですけど…… わかりました。 それじゃあ明日にしてもらうように 伝えてきます」 「すみません。 よろしくお願いします」 虚しく響く「ただいま」の声 忘れていた一人ぼっちの夜 変わっていかなきゃ その為に今 もう一度この孤独と向き合おう