さっきから伏せた 目がずっと何か探してる それは背中を 押してくれるものや人? 傷つくのが怖くて 立ち止まってしまった足 ああいっそ 止まることを知らない魚だったら それともいっそ もう一歩も 動きたくないくらいだったら でも どちらでもないから それなら 道端転がっている石ころが 宝箱にしまえないメロディーが この心に風を通してくれるように 報われなかったあのときだって 叶わなかったあの夢だって 今足元を照らしてる 信じるんだ 追い風向かい風の中で 走って来た道 両手からこぼれ落ちていた 大切なもの 気づかなかった街灯や そこに咲いてた花 ああいっそ 憧れなど抱かずに生きてこれたなら それともいっそ憧れだけのために 生きてこれていたなら でも どちらでもないから それなら 名前も知らない花の香りが 色褪せることのない思い出が この心を整わせてくれるように 拭ってもとれない後悔だって 消えることない寂しさだって 今この足を前に出させる 信じるんだ 思いがけない 「ありがとう」の言葉が あの日のあの人の笑顔が この心に灯り続けてくれてるように 報われなかったあのときこそが 叶わなかったあの夢こそが 今足元を照らしてる 信じるんだ