Track by吉田美奈子
電飾の煌めきが行く週末の夜は賑やか 群衆の歓声が響く 欲望に媚る飾り窓には 最後の降誕祭に酔う原色の誘惑が陳列ぶ 12月の街の輝き 雑踏塗れの通り 奇妙なほどに人々の翳が浮く 天国の瞬きが行くビル街の満月の光彩よ 終末までこの街を照らせ もうすぐに時代が変わる瞬間を静寂で包め 暗色の心まで届け 12月の街の耀き 酒乱間際の通り 時間を忘却た人々の渦に舞う 12月の街の耀き 堕落塗れの通り 奇怪なほどの人々の翳に遭う 耀きと翳織りなす街は騒音と夜を閉じる それは12月の街の耀き