出発

歌詞

次の知らない街の ゆくあてはどこへ? 未完成なおれに 訣別(わかれ)を告げる旅に… そんな道標の答えを 探すのが怖くて 変わり映えのない モノクロの日々を繰り返していた 23時発のバス停のプラットホーム 大阪から東京新宿まで フォークギターを持って 旅に出るのさ アドピラーのベンチで ハーモニカを吹くのさ 淋しさは胸にしまって 夜行バスに乗りこむ 東口前の石レンガのそばで 歌っていた 人ごみの中にじっと たたずむ女の子 もう少し歌っていて欲しかったと 思っていたかも知れない 誰かと待ち合わせをしているのかも 知れない 何を考えているの 何を感じているの 色合いをプラスできたのかは 分からないけれど 胸刻む鼓動が聴こえた気がするんだ ここから旅立つあなたに 出逢えた奇跡 あせらずに急がずに また逢える日を信じて あの日と同じ空の下で 巡り合えたなら 去りゆく 今この瞬間(とき)を伝えたい この日をずっと待っていたのさ 出逢いを求めて孤立を恐れずに 今日と違う朝を迎えるために 明日の新しい風に吹かれるのさ 不安を胸にしまって 夜行バスに乗りこむ 飲み歩きをしている 20離れた夫婦 買いもん 帰りの犬の散歩のおばあちゃん 赤い糸でむすばれ 元気をもらえた 街の風は優しくて あったかくて 必ずここに 帰ってくるから また会いに行くから だからサヨナラは言わないんだ 次の知らない街の ゆくあてが決まった！ 未完成なおれに 訣別(わかれ)を告げる旅に… ここから旅立つあなたに 出逢えた奇跡 あせらずに急がずに また逢える日を信じて あの日と同じ空の下で 巡り合えたなら 去りゆく 今この瞬間(とき)を伝えたい