久しぶりに夢を見ていた 僕はなんだか心地よくなって 頭の片隅を忘れかけてた カーテンが揺れてた 夕暮れ、町の空は まだ色褪せていた あの遠くの雲が 向こうに消えるまで もう少しだけ このままで、いさせて 不安になんか 思っていないよね いつものコンビニ寄って 足早に夜が来る前に あたりめと、缶ビールと、 弱めの缶チューハイ 不確かな愛の所為で それとなく見えた充実 痩せた花と、ビニールと、 薄めの缶チューハイ 深夜の交差点で まだ寒い風が 頬を刺した 「気づけよ。」って 貰ったマフラー 首を埋ませて 嘘つくだけじゃ 生きにくい世界だし また朝が来て 答えは出ぬまま いつものコンビニ寄って 足早に夜が来る前に あたりめと、缶ビールと、 弱めの缶チューハイ 不確かな愛の所為で それとなく見えた充実 街に落ちたオレンジと、 薄めの缶チューハイ 君と呑む酒が、 いつもよりウマいのも このままでずっと居たいのも 本音なんだよ? 確かなのは、 あなたを愛していること なんでこんな事で悩んでんのかな 色づく街を背にして 生ぬるい風が吹いた また生ぬるい風が吹いて 弱めの缶チューハイ 優しい缶チューハイ 想像と違う現実 ビールで流し込んだ 消えないように 過ぎてく季節は最低で 話し足りない夜は数日で でも2人で夜を越してみる 幸せってなんだか考える 悴んだ花火に火を点ける 点で結んだ星がよく見えて 幸せってなんだか考える なんかそんな日々が 好きだったんだよ なによりも 優しい缶チューハイ 弱めの缶チューハイ