「ひと雨ごとに寒くなってくね」 雨上がりの 濡れたアスファルト 歩きながら あなたはつぶやいた わたしは空を見上げるふりして にじんだ景色 もとに戻すように こぼれ落ちそうな涙をギュウっと のみこんだ 「さあ 帰ろうか」 ふっと 微笑むシルエット 声に出せずに うなずいた フードがなびく はじまりの季節に戻れたら わたしは何をしないでいただろう? 雨上がりの道を あなたとふたり 「そばにいたい」と 今日も言えないままで <♪> 夜風は雲を払い 浮かぶ月 鏡のように 光るアスファルト 歩きながら そっと願いを込めていた 現在未来(いまこれから)も 永遠(ずっと)一緒にいれたなら 風の香りを感じたい あなたとともに はじまりの季節に戻れないから こうして今日も 想いつづけているよ 「本当に大切なんだ」心で言うよ 声にしたなら 涙になってこぼれた <♪> もうこれからは 独りじゃないから 「守りたい」その心 力にかえて <♪> はじまりの季節に戻れたら わたしは何をしないでいただろう? 雨上がりの道を あなたとふたり 「そばにいたい」と 今日も言えないまま はじまりの季節を繰り返しても 溢れるほど その胸に思い出を 雨上がりの道を あなたとふたり 「そばにいたい」と 今日も言えないままで