部屋のガラス細工が 夕陽を背にうけて 眺めていた 赤に染まりながら 少しずつ 消えゆく陽を ひとつひとつの 思い出のカケラ 拾い集めても もう 元に戻らないから 暮れゆく赤が 闇へ溶け込むように 包み込むように あなたを愛せたら 今の二人 ガラス細工のように 脆くはなかったはずなのに まだこうしているの あのビルの向こう 互いの心 表してるみたいに 乱反射して 光を放つ 瞳を閉じて あなたの面影 思い出してみても もう 同じように映らない 暮れゆく赤が 闇へ溶け込むように 包み込むように あなたを愛せたら 今の二人 ガラス細工のように 脆くはなかったはずなのに 暮れゆく赤が 闇に溶け込むように 包み込むように あなたを愛したのに あの日の二人 ガラス細工のように 脆くはなかったはずなのに