夜の静寂(しじま)に取り残された 空き缶みたいな鼓動 零れてしまった心なんて 誰かの足跡だらけ 呼吸すらも忘れかけていた 星も無い空が笑った 馬鹿らしくなって溜息 唾の様に吐き出した 透明な糸が千切れた後は ただ落ちて逝くだけ もう人間なんて辞めちゃって 彷徨って 幽霊みたいに街を漂うだけなんだ もう愛なんて面倒臭くて捨て去って 君との思い出が 取り憑いてるんだ Tell me why, Tell me why 何故こんな好きにさせた? Tell me why, Tell me why 何故隣に居ないんだ baby 朝の残酷(むご)さに面を 顰(しか)めて 破けて散らばった記憶 アスファルトの色と同化して 風に煽られて消えた 空っぽの身体に孤独が降る 鴉(カラス)の鎮魂歌(なきごえ)を 添えて 冷たい眼をした僕には 其れがお似合いか 太陽が産んだ涙の影が 傷を抉(えぐ)ってくだけ もう人間なんて辞めちゃって 彷徨って 幽霊みたいに街を漂うだけなんだ もう愛なんて面倒臭くて捨て去って 君との思い出が 取り憑いてるんだ Tell me why, Tell me why 何故こんな好きにさせた? Tell me why, Tell me why 何故隣に居ないんだ baby 君も人間なんて辞めたくて 疲れ果てて 愛を棄てたくなったら逢いに行く もう人間なんて辞めちゃって 彷徨って 幽霊みたいに街を漂うだけなんだ もう愛なんて面倒臭くて捨て去って 君との思い出が 取り憑いてるんだ Tell me why, Tell me why 何故こんな好きにさせた? Tell me why, Tell me why 何故隣に居ないんだ baby