自分と同じ臆病で 逃げ出したあの人が 恵まれ稀代の映画スターに成るのを じっと観ていた 病める時 悩める時も 支えの言葉をクジ引きして 『自分は自分でいい』 そんな声聞けるのを 虚しく待っていた 君もそうだよ 僕もそうだよ ここにおいでよ ねえ 誰もそうじゃない 誰もこうじゃない なんて泣き塞いでいる 毎日ちょっと僕ら削れてく 『すべて壊してしまえ』味の 実も沢山成って だけど仕様が無いと 無理に腑に落ちて 自重と自重でぜえぜえの四季を送る 何度だってしょうもない生 繰り返し それが幸福と思う日だって きっと有って だけどそうじゃない日ばかり 目立つから 自身の機嫌を治すのでもう精一杯 こんな言葉 あの日の僕が観たら 悔しいとか思うかな 辛い思い出を思い出そうと 思えただけ僕は偉い それなら思い出そうとした 思い出の日の僕と どっちが偉い? 病める時 悩める時も やめる時 悩める時も 生きる時 悩める時も 支えの言葉は磨り減っていって 「自分は自分でいい」 その声はいつの間にか 自分で言っていた 君もそうだよ 僕もそうだよ ここにおいでよ ねえ 誰もそうじゃない 誰も違うけど 今だけ同じでいい 毎日ちょっと僕ら削れてく すでに腐ってしまった実も 勿体なくなって だけど仕様が無いと 無理に腑に落ちて 時期と遺伝のせいにして 捨て去るんだ 何度だってしょうもない生 繰り返し それが不幸かどうか? なんて時点で贅沢なんだ だけどそう思えない日の 対処法が無くて 自信の期限を延ばすのでもう精一杯 こんな言葉 先の僕らが見たら 一笑に付すだろうけど こんな言葉が有ったから 今の僕が先の僕らへと 続いていくんだよ