まっすぐ行けばいいのに 脇道へ突っ込んで よせばいいのに 裏道を遠回り つまづいてすっ転んで スネに傷作って 降り出した雨 避けもせずさまよった ずぶ濡れで腹が減って クタクタでも牙をむいて 意地っぱりで ひとりぼっちで まるで野良犬さ バカなやつだと笑うだろう どこ吹く風と蹴っ飛ばして 鼻歌ひとつ 夜を走ってく さっさと顔洗って 始めればよかったのに モタモタして あっという間に日が暮れて あれもこれもしたかった でもそれが気になって どうにもいちにち 四苦八苦してたんだ 不器用で鈍臭くて 袋小路で奮い立って 泥まみれで 不格好で まるでジャガイモさ ダメなやつだと笑うだろう だけど心は燃えているよ 火花散らして 夜を走ってく 火花散らして 今を走ってく