黒い雪

歌詞

幾度か季節が 色を変え移ろい 今までの積もった雪が 溶けて流れていった 白銀の景色から 溝渠(こうきょ)に落ち土が現れてく 数え切れぬ結晶はそっと 黒く染まっていった すべてを映し出すように いつの日か時が過ぎてゆけば 消えてゆくはずの思い 黒く残る心の行き場を求め彷徨って いるの あなたにはその笑顔が続かないよう にそっと願っている 思いが過ぎ去りし日に ふと目にとまる憎悪 弱さを盾にして欺瞞に溢れたあなた には わたしの逆巻く鼓動は決して聞こえ ないでしょう 何もなかったにように 降り続いてゆく黒い雪は決して溶け ることはなくて いつまでも心の隅の方であなたを想 っているの 数え切れない雪の結晶の ひとつひとつに映し出される 白い思いも不実の罪にすべて染まっ ていった いつの日か時が過ぎてゆけば 消えてゆくはずの思い 黒く残る心の行き場を求め彷徨って いるの 降り続いてゆく黒い雪は決して溶け ることはなくて いつまでも心の隅の方であなたを想 っているの 黒い雪のように