君の声が聞こえたような気がして 僕は振り向いた 1991僕は生まれた 靴ばかり見つめて生きていた いつも笑って隠した 消えない傷と寂しさを 1991恋をしていた 光る過去を覗くように ねえ こんなに簡単なことに 気づけなかったんだ 優しくなんてなかった 僕はただいつまでも君といたかった 雪のようにひらりひらり落ちる桜 君のいない人生を 耐えられるだろうか どこで誰と何をしていても ここじゃなかった 生きていたくも死にたくもなかった いつも遠くを見ているふりして 泣き叫びたかった 1991恋をしていた 過ぎた過去に縋るように ねえ 小さく揺らいだ果てに 僕ら出会ったんだ 息ができなかった 僕はただいつまでも君といたかった 雪のようにひらりひらり落ちる桜 君のいない人生を 耐えられるだろうか 1991僕は瞬くように恋をした 1991いつも夢見るように生きていた