雪が溶けた後に 蕾がほころぶ時 咲いた花が綺麗に舞うように 違う春が迎えに来る 抱きしめ合ってた部屋 脱ぎ捨てられた服も 2人だけが知ってる鼓動とキスも 素直になれないのはお互い様で それがダメだったかな 春がそっと 雪をそっと 溶かし始めるように 街路樹にある思い出に手を振る 僕がもっと 君にもっと してあげられることが どうして こうして 君を待って 雪で少し明るくなった夜 君が少しだけ握りしめた白い雪 君の体温で溶けていってしまう 同じように僕も 消えてく … 子どもになって 大人になって 戻らない時間は眩しくて たぶん もう この先も 時間を重ねて 瞳を瞑って 君がそっと 僕にそっと くれた大事なことも ちゃんと気づいてあげられたのに 春がそっと 雪をそっと 溶かし始める前に 街路樹にある思い出に手を振る 僕がもっと 君にもっと してあげられることは どうして こうして きっと何度も嘘をついた 気づいていたのかな こんな僕で そんな君で 救われていた日々が 今更 僕で… … 咲いた花が綺麗に見えたのは 何故か、君の笑顔だった