ふらつく僕の足跡をかき消して 手招くのはあの汽笛の音 ごちゃつく僕の頭を空っぽにして 指差すのはあの時計の音 つまらなくてひどく退屈で 嫌になっても変わらなくて 眠らない雑踏を抜け出したあと 小さな明日を見つける 町を編んで星を描いて 誰も知らない夜を抱えていられたら 幸せと呼んで仕舞っておいて たったひとつだよ たったひとつだよ くすぐったい君の言葉を 愛おしく思う まっすぐ続く道の途中に 下手な相槌 つまらなくてひどく退屈だけど 嫌になっても変わらないでいて 変わらないでいて 眠らない雑踏を抜け出したあと 大きな今日を見つめる たまに会って話したくなるよ どうしようもない夜を 抱えているなら 何もかも忘れてここにおいで ふたりはひとつだよ ふたりはひとつだよ 町を編んで星を描いて 誰も知らない夜を抱えていられたら 幸せと呼んで仕舞っておいて たったひとつだよ たったひとつだよ