きみの夢をみてた 短い明け方 君の胸のドアが 静かに開いて 光がからだを満たしていく 泣き出したいくらいに ぼくはひとつのことばだけを 胸に抱きしめてた 世界中の恋人たち そのすべての時間よりも 幸せだった 輝いていた 愛していた 命まで ささやかなできごと つづく毎日が 人並みに過ぎ去り ぼくを老いさせる たとえば 生きていくことの意味や ほんとうの人生が きみとの日々の中にある ぼくはきみを生きる 祈ることがすべてだった ほかに何ができるだろう きみはぼくのドア 真実のドア ただひとつの 世界への 世界中の恋人たち そのすべての時間よりも 幸せだった 輝いていた 愛していた 命まで きみはぼくのドア 真実のドア 今もぼくの中にいる