ひとりきりのワンルーム 埃を被った地球儀に 触れた こんなにも人がいる街で 僕たちはいつも孤独を感じて 生きてる 星占いは今日も曖昧で 「ジャスティス」 のカードは逆位置だった 信じてないけど 目を伏せた どうせ変わりはしないのに ねえ ゼウスもアポロンも 孤独を知らずには神になれなかった 千の声が交差しても 心は いつも どこか 何かを探して ひとりぼっちは静かすぎる これは 寂しさじゃなく きっと 輝くための距離でしょう オリオン座のように 線を結べば意味になる この宇宙(そら)で 迷いながら 僕を見つけてく 耳をすませば スズメの歌声 きみらにも仲間がいるのにね でもアルテミスは言ったよ 「静けさこそ 自分を知る光」 ねえ 器用で不器用な 僕には“運命”なんてね 後付けだった 孤独は いつか 輝く 星のモラトリアム ためらうのは賢いからだよ すべて たくせなくても 少し 預けるのも知ればいいよ 誰かじゃなくてもさ 例えば あの星たちのように この宇宙(そら)で 迷いながら 愚か者のカードも 読み方ひとつで始まりって 言うでしょ 孤独を脱がなくても 素敵になれるから ひとりぼっちは静かすぎる これは 寂しさじゃなく きっと 輝くための距離でしょう オリオン座のように 線を結べば意味になる この宇宙(そら)で 迷いながら 僕を見つけてく 名前のない星でも 軌道を描ける ちゃんと 輝いてる
