時々は雨に濡れながら 泥濘を歩く君をみた 途切れそうな息を吐きながら 諦めの中を探す手が 始まりの鐘を 鳴らす 独りで行く道は 宛もなくざわめき 輝くその訳を 問いかける世界が 君を待っているように 飽かずに眺めた旅の空 驚きの後に知るものは 争いの風に立つ花の 絶え間ない姿 時々委ねた夕暮れに 不思議に流れた星をみた 告げられたように 笑う 光を待つ闇が 鮮やかに色づき 呑み込むその場所を 何処までもさ迷い 独りで知る時は 果てもなく拡がり 求めるその術を 問いかける世界が 喜びの夜も 悲しみの朝も 君を待っているように