ICARUS 古き時代に 語り継がれた 英雄が紡ぐ 愛憎の系譜 幻想と現実 境界線を超え 神話となった 彼の物語 不条理にもがき それでも温もりを忘れず 民の為に己の人生を捧げた 飛び立とう その翼で 太陽の向こうへと 燃え堕ちた片翼を この胸に刻んで 生き抜く 破滅を誘う 神通力よ 自らの手で 世界を創り 嵐を呼んで 傷を負う度 蝋で固めた 愛は脆く溶け… 突然落とされた闇に 身を任せ堕ちるの? 足掻き端切れを掴め 明日を諦めず 飛び立った あの翼で 水平線の向こうまで もう二度と還らない イカロスの翼よ さようなら 遺された 翼で 奏でよう 血を分け合い 築き上げたラプソディ 嗚呼 尊い傷跡 背負い 生き続ける 善なる者よ 君主と呼ぼう 有終の美を飾る 我達捧げた 尊き唄を 空の向こうへ 届けよう