あの歌に出てきそうな そんな暮らしがしてみたい 挟んだ栞を取って めくるページの手を止めないで 今を撫でる そんな毎日が 今日もきっと やってくる いつも通り 覚めた目をこすり 願う朝をいつまで 待っていたの 目が覚めたら そこには まるで誰かの 昔話のような 風が吹いた 今強い風が 透明な君を 連れ去っていった いびつなトライアングル鳴らす 錆びた音色響く部屋の中 彷徨い続く果てない夜を ひとり数えられる強さを 手のひらにじむ冷めた温度に 残る爪痕 なぜか消えてく 繋ぎ合わせた傷跡がまだ 笑ってる 揺れる影に 何を想れば 明日の色は 変わるのだろう 君と同じ 伸びた前髪を払う 癖は今も 変わらぬまま 目が覚めたら そこには まるで誰かの 昔話のような 風が吹いた 今強い風が 透明な君を 連れ去って 次に会えた 時には あの話の 続きがしたいんだ 風は止んだ あの強い風は 色づいた君を 置いていくように
